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2016年4月

2016年4月 9日 (土)

【雑誌掲載】 月刊ショパン2016年3月号

201603

ショパン誌連載の本シリーズもとうとう50回目を迎えました。
記念すべきこの号では、カラー見開き2ページで、
ここ最近での代表作と言える事例を掲載していただきました。
誌面のキャッチコピーは「ロマン派時代の親密なサロンを再現」。

Main

室内楽などのサロンコンサートができる30帖ほどのホールを木造住宅の建て替え時に造りました。1階には以前、当社で造ったピアノレッスン室があり、それをそのまま残して、他は住居部分も含めすべて建て替え、という大工事を敢行。
重厚でクラシカルなデザイン。ロマン派時代のヨーロッパの室内空間を彷彿とさせるインテリアで、仲間と一緒にい気楽に演奏をする、親密な音楽サロンとなりました。お客様はピアニストですが、大好きな弦楽器とのアンサンブルをこのサロンで行うことが念願だったそうです。

Piano

1階のレッスン室にはスタインウェイのフルコンが2台置いてありますが、こちらのサロンにはマホガニーの木目が美しいスタインウェイのB型が1台置いてあります。

Bench

ひな壇状の客席には、50人は着席できます。

Ceiling

アンティークのシャンデリアが吊られた天井はわずかに湾曲しており、一番高いところは4.1mもの天井高さがあります。
建築の技術上、法規上のハードルが非常に高い案件でしたが、お客様とは工事が始まってからも何度も現場で話し合い、一緒になって「作品」を作り上げたという感慨深い思いがあります。

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2016年4月 7日 (木)

【雑誌掲載】 月刊ショパン2016年2月号

201602

少し間が空きましたが、ショパン掲載記事の紹介です。今回は、
部屋とピアノの幸福な出会い---ペトロフピアノが置かれたピアノ部屋」。

Petrof

ご自宅の新築を機にピアノ部屋を設け、そこに入れるグランドピアノも新たに購入されたお客様。家の計画と同時進行でピアノを探している中、チェコ製ペトロフのピアノに出会い、その優しく歌うような音色に惚れ込んで購入に至ったそうです。
実は、設計を担当した当社社員もペトロフには以前から注目しており、打合せのときにそのことを話題にしたことと、また、お客様のお友達がペトロフ専門店の店主とお知り合いという偶然が重なって、お店に試弾に行くということになったそうです。
取材には、そのペトロフの日本正規代理店である(株)ピアノプレップの店主、山内さんにも同席いただき、インタビューに応じていただきました。そのときのコメントも記事に掲載されています。
Tana

オーダー造り付けの楽譜棚。カウンターには小型のオーディオシステムと、ピアノアクションの模型が飾られています(お客様は興味があって調律を学んだことがあるそうです)。

Action

豊かな残響の中、ペトロフの独特の音色が部屋いっぱいに拡がり、なんとも幸福な時間の流れる空間です。

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