【雑誌掲載】 サラサーテ2015年8月号
今回のサラサーテは、
「小空間ながらもアンサンブルのできる音楽室」を紹介しています。
アンサンブルやオーケストラで活躍しているヴィオリストのオーナー様。
マンションの一室(6帖)をリフォームし、ご自身の練習室をつくりました。
音響的視点から、もともと部屋の形が良くなかったので、
壁2面を斜めにすることで調整しました。
このように天井高・間口・奥行の寸法比率を検討することが音楽室づくりの第一歩です。
無垢材と漆喰を取り入れることによって見た目も柔らかく、落ち着いた雰囲気に。
これら天然の素材によって楽器本来の響きを活かせるよう、
内装の計画を行っています。
オーナー様は1,000枚を超えるCD・楽譜をお持ちですが、造り付けの楽譜棚で収納もラクラク!
これらの家具は響きを吸収するため、あえて建築的な吸音材は使っていません。
お仕事柄、バロックヴィオラも演奏されるオーナー様、
「とにかく本当によく響きます。なおかつ音程やニュアンスも、
はっきりと聴き取ることができるんです。演奏しやすいですね」
と語ってくださいました。
「古楽器にとってもこのような空間は必要だと思います。こんなに良い音楽室が
できたのだから、さらに練習してもっと上手くならないといけませんね」
とにこやかに今後の抱負も教えてくださいました。
こちらのお部屋は当社サイトの事例として別途掲載されております。
そちらも併せてご覧ください!
◆関連リンク
サラサーテ2015年8月号 公式ページ
「マンションにつくる小空間ながらもアンサンブルのできる部屋」(事例紹介)
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