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2015年2月24日 (火)

2.22オープンピアノ室レポート

2か月連続開催となったオープンピアノ室。

今回は多数の見学・ご来場があり、ただお部屋をご覧になったり遮音性能や音の響きを体感したりするだけではなく、来場された方とオーナー様が下打合せ一切なしのミニ合奏コンサートが次々と開催される、音楽を楽しんだ一日になりました。
14畳のピアノ室ですので、決して狭い音楽室ではないのですが、時にはなかでゆっくりお話ができない時間帯もあり、外での遮音性能チェックに時間を割り振ったリして寒い中心苦しかった面もあり、ご参加者いただいた方たちのご協力に感謝しております。
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午前中はオーナー様のお知り合いのフルーティスト・鈴木 舞さんがご来場。
早速オーナー様と合奏しながら響きを確かめています。
同時にご来場の方も多く、贅沢なミニコンサートのようでした。

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続いて音大声楽科に通う学生さんとの合奏。

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プロのピアニストとして、色々な声楽家との演奏経験を持つオーナー様からアドバイスもして頂き、学生さんも帰り際には「声の出やすい時間帯に、もっと時間を取ってくれば良かった!」と名残惜しそうでした(ちなみに練習曲は・・・MOZARTの魔笛の夜の女王のアリア・・・でした)。

素晴らしい音色を持った1930年製のベーゼンドルファーに出会い、その響きを生かすということが音楽室づくりの重要な目的であったということもあり、
ピアノ試弾の学生さんたちには、ピアノの響き(空間の響き・自分の音を聞く・・・・)を聞くということが音楽の勉強・音楽づくりには大切なんですというようなことの即席アドバイスしていたことが印象的でした。

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外で実際にどんな風にピアノが聞こえるか確認しています。
ピアノ室の前で立ち止まれば微かに聞こえるというレベルで、実際にオーナー様も演奏のお仕事からのお帰りが夜になるため、自宅でのピアノを弾くのはどうしても12時頃からになるそうです。
心地よい響きに時間を忘れ、明け方4時頃まで演奏されることもしばしばあるそうですが、それでも問題ないということです


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午後には弊社設計スタッフのアマチュアバイオリニスト?の小林との合奏タイム。
ヴァイオリンとピアノの音が反発することなく溶け合っている・・・・・・・と、とても演奏し心地の良い音楽室だったとは小林の感想。・・・・・・・直接の設計担当者ではないけれど、弊社弦楽器音楽室担当スタッフですから・・・・自我自賛にきこえますが・・・・・。

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今回はオープンピアノ室と同時に雑誌取材にもご協力頂きました。
幅広い演奏活動されていることから音楽仲間も多いオーナー様。
ピアノ室完成後に「見てみたい!」と言って来られる予定の方が100名以上いるそうです!
ただ、そんな音楽家の方々の中にも防音室で悩んでいたり、失敗している方は多いそうです。

新築を機に、周囲を気にせず、良い響きを感じながらピアノを弾ける環境ができたオーナー様としては、こういう部屋の存在をもっと知って欲しいと熱く語っておられました。
記事はショパン5月号に掲載予定ですので、少し先になりますが是非ご覧ください。
オーナー様には、ご来場の方に合わせた演奏や、お茶を出して下さったり、オープンピアノ室用のウェルカムボードまで作成して頂いたりと、お礼の言葉が尽きないほどご協力頂きました。
本当にありがとうございました。

今後もたくさんの方に、遮音性能も響きも優れたピアノ室の良さを伝えられるよう、賛同して下さるオーナー様と協力してオープンピアノ室を開催していく予定です。

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