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2013年7月 3日 (水)

音楽室の窓について・・・・・5

音楽室の窓は『音楽的窓?』であるべきだ。
 
前回に引き続き、室内に面して設ける窓についての話です。
防音室というととかく密閉された閉鎖的なイメージがつきまといますが、自宅の中には音が聞こえてもいいから、隣の部屋とつなげて開放感が欲しいという要望は少なくありません。
 
よくあるのはマンションのリビングで、その続きの間として和室があるケース。
この和室をリフォームしてピアノ室にする場合の仕切り方です。
 
まずはもっともオーソドックスなパターンで、引き違いの二重サッシにする方法。
I_tei
D-30等級程度
 
こうすると視覚的なひと続き感は出て、防音性能もそこそこ確保できます。
(「そこそこ」と言っても、ピアノを弾いているときに、リビングでぎりぎりなんとかテレビが見られるというレベルですが・・・)
 
しかし最近はもっと積極的に「ひと続き感」を求めることが増えています。
もともとのふすまの部分だけでなく、壁の部分もいさぎよく取りはらって4枚建てのサッシを入れます。二重サッシにもしないのでリビングにはかなり聞こえますが、ご近所にさえご迷惑かけなければこれでもいいという方が多いのも事実。
 
W_tei
D-25等級程度
 
下の写真はリビングと段差が無く、しかもまったく同じフローリングのため「ひと続き感」は最高レベルです。マンションでなかなかここまでの好条件は珍しいですが、場合によってはここまでできるのです。

F_tei
 
S_tei

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