2017年9月20日 (水)

9月16日オープンピアノ室開催レポート

「レコーディングもできる広々ピアノ室」
日時:2017年9月16日(土) 13時~17時
場所:神奈川県横浜市
 

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スタインウェイやベーゼンドルファー、ベヒシュタイン等の質の高い中古ピアノをイタリアから直輸入する会社を経営する傍ら、ご自身でも演奏や作曲をされているオーナー様の自宅兼事務所。
ピアノの展示や、声楽、弦楽器とのアンサンブルができるようにと、1階の大部分を占める20帖を防音室としています。
設計段階から階高を高く確保したこと、また床を下げることにより天井を高くとっており(2.8m)、空間としては小ホールのような雰囲気に仕上がっています。
フローリングは本体工務店施工ですが、こちらから提案させて頂き無垢のフローリング(ナラ)を使用してもらいました。

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吸音材を設けていないため響きは長めですが、5分ほどピアノを弾いていると慣れてきて丁度よく感じられるというお話や、
カーテンを閉めて若干吸音することで弾きやすくなるというお話など、遮音だけでなく響きに関してのご意見を色々と頂けました。

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道路側に大きく開けた土地のため、その面に大きな開口部を取っています。
こんなに大きな窓を設けても大丈夫なの?というご質問を受けながら、外壁、窓前など各所で音を聴いて頂きました。
閑静な住宅街ですが、近隣住戸にはとても届かないかすかな音であることを実体験していただきました。

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最後にアコースティックデザインシステムの社員でヴァイオリンとピアノの演奏。
寸法比を計算して部屋の形を整えており、スッキリとしたムラのない響きのお部屋です。
アンサンブルをするにも心地よい響きの空間です。

ご協力
CARLONE 株式会社

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2017年8月28日 (月)

8月26日オープンピアノ室開催レポート

「ピアノ、チェンバロ、弦楽器仲間が集う趣味空間」
日時:2017年8月26日(土) 13時~17時
場所:東京都町田市

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ご夫婦共に会社勤めをしながらオーケストラのメンバーとしてヴィオラを弾いたり、ピアノのコンクールに出場したりと、頻繁に演奏活動を行っています。平日の夜は自分たちの練習で、週末は弦楽器の仲間が集まってアンサンブルしたりと、音楽室が大活躍です。

ハウスメーカーの新築時に同時進行で施工しました。防音工事後でも13帖以上の広さがあり、他の部屋よりも各段に広いスペースであることから、音楽が生活の中心であることが窺えます。

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ご見学に訪れたピアニストの方が試弾。「部屋の響きを感じながら演奏できるのが素晴らしい。特に床からの反射音がきちんと耳に届くのがよい」とご好評いただきました。フローリングの材質なども吟味したいとのことです。

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ご友人のヴァイオリニストとピアノで合わせるオーナー様。お互いの音が明瞭に、かつバランスよく聞こえるのでとても心地よいとのご感想。天井が高い(2660mm)ので弓がぶつかるのを気にせずのびのびと演奏できます。

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ヴァイオリンとピアノの音が外でどれくらい聞こえるか確認中。窓に耳を近づけてようやく分かる程度です。これなら24時間、ご近所に気兼ねすることなく演奏できるとご納得いただけました。

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新しく製作、納品されたばかりのチェンバロを弊社スタッフが少し弾かせていただきました。典雅な音色もさることながら、置いてあるだけでもその姿が美しいです。(脚はまだ仮のものとのことです)

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2017年8月 4日 (金)

7月22日オープンピアノ室開催レポート

7月22日オープンピアノ室開催レポート
「マリンバとピアノの音楽室」
夏日の暑い中の開催となりましたが、たくさんのお客様に来ていただきました。
サックスやカホンなど、ご自身の楽器を持ってきてくださる方もおり、お客様同士でのお話も盛り上がっていました。

遮音体験では、外壁や窓前でピアノやマリンバの音の聞こえ方を確認したり(ほとんど聞き取れないレベル)、2階リビングでの聞こえ方なども体感して頂きました。
モデルルームで体験済のお客様もいらっしゃいましたが、実際の建物で実際に確認することにより、より安心して頂けたようです。
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実際に楽器を弾くことで、部屋の響きを体感できる


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オーナーによるマリンバの演奏


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部屋の仕様や窓の構造を確認


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隣地境界線で窓前での聞こえ方を体感

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2017年6月22日 (木)

6月17日オープンピアノ室開催レポート

6月17日オープンピアノ室レポート
「吸音板を最小限に抑えた響きの豊かな音楽サロン」

日時:2017年6月17日(土) 14時~17時
場所:東京都杉並区

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 比較的都心から離れた場所が多かった本企画ですが、今回は23区内、中央線沿線という便利なエリアで開催されました。大手ハウスメーカーの新築時にコラボレーション工事で実現した音楽室で、全館空調設備も組み込んでいます。閑静な住宅地にあり、近隣住戸が至近距離で接していますが、まったく気兼ねすることなく演奏が可能です。

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お部屋の広さは躯体芯で14.7帖、防音工事による面積減が1.6帖です。

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 上の写真は5月に行われたフルートとハープの演奏会の様子です。20席のサロンコンサートができる広さがあり、声楽家のオーナー様ご自身が出演するだけでなく、様々な演奏家をお招きしてのコンサートが開催されています。吸音板の設置を最小限に抑えた響きの豊かな本ホールは、声楽やフルート、ハープには特に相性が良いようです。

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 来場したお客様にピアノを試弾していただきました。繊細なタッチに空間が鋭敏に反応するため、力まずに演奏することができます。実際よりも広いホールで演奏しているような感覚がします。

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 音楽室の外は隣の家がすぐ目の前に迫っており、典型的な都内の住宅地の様相です。大きな音を出すにはいかにも不利な立地条件です。

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 ピアノの音は窓に耳を近づけてようやくわかる程度。近隣の住人が演奏していることに気付くことはまず無さそうです。部屋の中ではあんなに響いていて防音は大丈夫なのですか? とよく聞かれますが、実は部屋でよく響くことが防音性能に影響することはほとんどありません。つまり防音と残響は切り離して設計しても構わないのです。

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 天井を見上げると全館空調の吹き出し口が。空調ダクトが音漏れの経路にならないよう、ハウスメーカーの設計担当者や空調業者と協議して、きちんと消音設計が行われています。近年、全館空調を採用する住宅が増えていますが、音楽室にも取り入れることが可能です。

 今回のように大手ハウスメーカーの新築時にコラボレーション工事で施工する実例は多数あります。今後もオープンピアノ室を継続的に企画してまいりますが、音のことは実際その場で体感してみなければなかなかイメージしづらいと思いますので、音楽室をご検討中の方は是非ご来場してみてください。

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2017年6月19日 (月)

5月27日オープンピアノ室開催レポート

 今回のオープンピアノ室は埼玉県三郷市。
 元々はユニットタイプの防音室をお使いでしたが、新築を機に弦楽器奏者との合奏や発表会、演奏会等もできる部屋にしたいとのご意向でプランニングを進めました。
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 約16帖という平面的な広さに加え、間取り上2階が乗らないようにできたため勾配天井のダイナミックな空間とすることができました。
 新築のプランニング段階から、間取りや屋根部分の構造等細かい打合せを住宅会社交えてできたからこそできた計画です。
 当日はこれから防音工事を計画されている方に加え、翌日に発表会を控えるオーナーさんの生徒さん達もリハーサル演奏にお越しになり多くの方にお越し頂きました。
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中でオーナーさんにピアノを弾いてもらい、外でピアノが聴こえるのかを確かめています。
窓に耳を近づけると周囲の音が止んだ時に微かに聴こえる程度です。
風が吹いたりや鳥の鳴き声がすると、それにかき消されてしまうような音量です。
窓前1m地点でD'-50の遮音性能です。
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続いてFIX窓の面でも聴いてみました。
 ピアノの音が全く聴こえず、中で弾いているかの確認のために外壁面に耳をピタッとくっつけてみてようやく微かに聴こえました。
こちらはD'-55の遮音性能です。
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遮音性能について確認を終えると、皆さんの関心事は部屋の響きがどうなのかという点。
じっくりとピアノを弾いて確かめます。
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今回のピアノ室では、仕上げ材として吸音板は一切使いませんでした。
ホールのような豊かな響きにできるだけ近づけたいというご要望のためです。
 完成時点では反響が強すぎて会話もままならない状況でしたが、お引っ越し後には楽譜や待合用のソファが適度な吸音をし、心地よく豊かな響きの部屋となりました。
 物や人にもそれなりの吸音力があるため、過度な吸音は必要ないのです。
発表会用の椅子を並べただけでも響きに変化があるのが分かりました。
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 今回はオーナーさんの生徒さん達による、デモ演奏会兼発表会リハーサルを併せて行いました。
 お子さんから社会人の方まで幅広い年代の生徒さんがいらっしゃいましたが、オーナーさん曰くこの部屋でレッスンを始めてからはピアノの音色について指導しなくても、生徒さん自身が自分の出した音の善し悪しを聴き分けできるようになったとのこと。
響きのある空間でのレッスンは耳を育む上でも良い効果があるようです。
今回ご参加できなかったという方も、今後は定期的に開催していきますので是非次回以降お越し下さい。

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2017年4月24日 (月)

4月22日オープンピアノ室開催レポート!!

「木造一戸建てをリフォームし、サロンコンサートもできるピアノ室に」
日時:2017年4月22日(土) 10時~16時
場所:千葉県佐倉市

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このたび、オーナー様のご厚意によりオープンピアノ室を開催させていただきました。
都心に近いマンションから、のびのびした暮らしを求め郊外に広い庭付きの木造一戸建てを購入。1階のリビングと続きの和室をつなげて広いピアノ室にリフォームしました。外壁や窓も大幅に修正を加え耐震補強も行いました。
椅子を置いて20人は座れるスペースがあるため、ピアニストとしての自分の練習やピアノ教室として使うだけでなく、発表会をやったり、コンサートをやったりと、演奏活動の拠点として活用されています。

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オーナー様による演奏です。オーバーホールして戻ってきたばかりのピアノから紡ぎ出される美しい音色が、部屋全体を満たします。豊かな響きは音楽ホールで聞くような印象です。

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当社スタッフも演奏させていただきました。音がよく伸びるので軽やかなタッチで力まずに弾くことができます。床はコンクリートの湿式浮き床構造のため、低音がだぶつかず引き締まった音が鳴ります。

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窓を開閉して屋外での聞こえ方を比較しているところです。もともとはリビングの大きな掃き出し窓がありましたが、今回はそれを解体して壁を外側に張り出し、縦滑り出し窓に交換することで高い遮音性能を実現しています。

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今回は遮音測定検査のデモンストレーションを実施しました。屋内と屋外とで信号音の音圧レベルを測定し、その結果をグラフ化します。実際に遮音測定の様子を見る機会はなかなかないため、貴重な体験をしていただくことができました。

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午後にはオーナー様の生徒さんたちも合流し、賑やかな雰囲気になりました。たくさんの人が入っても十分な広さがあります。オーナー様、ならびにご来場の皆様には有意義なひとときを過ごしていただけたかと思います。このたびはご参加いただきありがとうございました。

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2016年10月29日 (土)

オープンピアノ室レポート

「離れに建てたレッスン室/コンサートサロン」第2回
~ Concert Salon RESONANCE ~
日時:2016年10月29日(土) 10時~12時
場所:千葉県市川市

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昨年開催して多くの方がご来場、ご好評いただいたお部屋にて再び実施しました。
前回のオープンピアノ室のレポートはこちら

ヴァイオリニストのご主人とピアノ指導者の奥様、そして現在ピアニストとしてご活躍のお嬢様が、レッスン室・練習室として長年使用してきた離れを、サロンコンサートや音楽教室の勉強会もできる施設として建て替えました。
いつもは終日開催し随時ご見学いただくというスタイルでしたが、今回は午前中のみと時間を絞り、一部簡単なプログラムを組んで、オーナー様から一言いただいたり、建築設計概要+音響設計概要をスライドを使って解説しました。

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大勢の方がお越しになりましたが、25.5帖という大空間のため余裕があります。

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天井が高く、のびやかに豊かに音が響きわたります。

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オーナー様ご夫妻に、建築に至る経緯や完成してのご感想、ふだんどのように使われているかコメントをいただきました。

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設計スタッフによる音響設計、遮音測定結果などについて解説しました。

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会の終盤には当社スタッフが実際にピアノを演奏し、外でどれくらい聞こえなくなっているか、防音の度合いを確認していただきました。窓に耳をつけてもほとんど聞こえないため、ご近所さんに気兼ねなく演奏することができます。

なお、同時午後には「オーディオフォーラム出張編」と題しまして、真空管アンプを再生してプロの音楽家のオーディオ観、実際にどのような鳴らし方をしているのか、をテーマにしたイベントを開催しました。詳細は”オーディオフォーラム”のコーナーをご覧ください。

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2016年10月 6日 (木)

【お知らせ】 2016弦楽器フェアに出展します!

来月開催される、2016弦楽器フェアに出展します!
国内外の新作弦楽器・関連品を集結させた、
見て・聴いて・弾いて楽しむ日本で唯一のフェアです。


■開催日時
 11月4日(金)~11月6日(日) 10:00~18:00

■会場

■入場料
 1,000円 ※高校生以下無料
 (全イベント3日間有効・試奏自由)

■出展内容
 ヴァイオリン/ヴィオラ/チェロ/コントラバス/
 楽弓/バロックバイオリン/ヴィオラ・ダ・ガンバ/
 ギター/リュート/ヴィウェラ/マンドリン/
 弦楽器付属品/ケース/楽譜/CD/弦楽器製作工具・木材等
 各日コンサート・イベント・レクチャーあり

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昨年の弊社ブースです。

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昨年の様子です。

弊社は、昨年から続いての出展になります。
当日は、弦楽器のための防音室・音楽室づくりに関する
ご相談を専門スタッフが承ります。
(弦楽器だけではなく、ピアノ、その他の楽器もOK)

また、会場となります科学技術館は弊社九段オフィスの近くにございます。
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「防音室・音楽室について、とりあえず話を聞くだけでも…」
「今の部屋がなんだか響きがイマイチな気がする…」
「練習しているとご近所へ音もれしている気がする…」
という方、ぜひ足を運んでみませんか?

弊社ショールームも、随時公開していますので、
お気軽にお問合せください!

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2016年7月12日 (火)

第9回オープンピアノ室開催のご案内 8/6(土)PM13:00~17:00(西武新宿線西所沢駅より徒歩3分)

『戸建住宅フルリフォーム 2室の音楽室』

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築20年鉄骨三階建ての店舗併用住宅を全面リフォーム。
1階部分にピアノレッスン室、ヴァイオリン室の2部屋をつくりました。
戸建住宅フルリフォーム 2室の音楽 間取り図
道路に面している側6帖を奥様のヴァイオリン室、
奥の10帖をご主人のピアノ室としています。

また窓の遮音性能を高めるため、既存のサッシを解体し、新規の窓を入れました。
戸建住宅フルリフォーム 2室の音楽 ビフォーアフター
内装は無垢フローリングと漆喰仕上げ。
遮音性能の体験はもちろん、お部屋の形、大きさによる響きの違いも体験いただけます。
是非ご参加ください。

ご興味のある方は、ぜひ下記連絡先までお問合せ下さい。

Eメールもしくはお電話にてお申し込みください。

その際にお手数ですが、

 1:お名前

 2:参加人数

 3:おおよその到着時刻

 4:電話番号

 5:Eメールアドレス
  (担当者より案内図をお送り致します)

をお知らせください。

下記、申込フォームからも受付ております。

     お申込み・お問合せはコチラ 

【連絡先】
〇Tel :03-3239-2181

〇E-mail : kobayashi@acoustic-designsys.com

〇担当 : 小林

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2016年4月 9日 (土)

【雑誌掲載】 月刊ショパン2016年3月号

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ショパン誌連載の本シリーズもとうとう50回目を迎えました。
記念すべきこの号では、カラー見開き2ページで、
ここ最近での代表作と言える事例を掲載していただきました。
誌面のキャッチコピーは「ロマン派時代の親密なサロンを再現」。

Main

室内楽などのサロンコンサートができる30帖ほどのホールを木造住宅の建て替え時に造りました。1階には以前、当社で造ったピアノレッスン室があり、それをそのまま残して、他は住居部分も含めすべて建て替え、という大工事を敢行。
重厚でクラシカルなデザイン。ロマン派時代のヨーロッパの室内空間を彷彿とさせるインテリアで、仲間と一緒にい気楽に演奏をする、親密な音楽サロンとなりました。お客様はピアニストですが、大好きな弦楽器とのアンサンブルをこのサロンで行うことが念願だったそうです。

Piano

1階のレッスン室にはスタインウェイのフルコンが2台置いてありますが、こちらのサロンにはマホガニーの木目が美しいスタインウェイのB型が1台置いてあります。

Bench

ひな壇状の客席には、50人は着席できます。

Ceiling

アンティークのシャンデリアが吊られた天井はわずかに湾曲しており、一番高いところは4.1mもの天井高さがあります。
建築の技術上、法規上のハードルが非常に高い案件でしたが、お客様とは工事が始まってからも何度も現場で話し合い、一緒になって「作品」を作り上げたという感慨深い思いがあります。

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