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2015年12月19日 (土)

寺嶋千紘さんのピアノ室(約7帖)

2013年に完成しました兵庫県の防音室をすこし詳しくご紹介します。
 
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関西を中心にソロ活動と共に、アンサンブルピアニストとして
多数の演奏会に出演する寺嶋さん。
お引越しを機に、夜間や早朝に自由にピアノを弾ける環境を求められていました。
 

「いかにも防音室でない、自然な部屋が良い」
「色々な楽器の方とアンサンブルでリハーサルをできるようにしたい」
という想いでピアノ室の検討を始められました。
 

閉塞感のない、居心地が良く明るいインテリアと音の響きに拘りを持つ提案に共感を頂き、
寺嶋さんにとって唯一のピアノ室が出来上がりました。
 
 
【高い遮音性能でご近所に気兼ねなく演奏できる】
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遮音性能については上下階の住戸に対してD-80等級
隣接住戸に対してD-75等級という高性能。
 
「周りの方は、いつ弾いているのかまったく気付かれないようですので、
時間帯を気にせず自由に弾けます」
と寺嶋さん。とてもご満足頂けているようです。



【響きの良い音楽室を造るにはまず部屋の形を整えることが必要】
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小さな部屋でもすっきりとした素直でクセのない響きを得るには部屋のプロポーションの検討が重要です。
間口・奥行き・天井高さの寸法を音響的にふさわしい比率で設計する必要があります。

内装材は床は合板フローリング、壁・天井にはビニルクロスと一般的な素材を使用しており、
スタンダードな仕様であっても、部屋のプロポーションをきちんと検討することで
楽器本来の響きを十二分に生かすことができます。



【窓から外光が入り、閉塞感のない明るい部屋】
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通常、窓は防音上は不利な部分ですが、周辺の状況とガラスの性質やサッシの構造を
きちんと検討すると窓を計画することは可能です。
密閉された空間ではなく、ほどよく自然の光が射し込む明るい空間になります。
 

マンションの場合は一戸建て住宅と違い、窓のすぐ外に近隣の建物があることはなく、
引違い窓であっても二重サッシとするだけで十分なケースがほとんどです。



【家具もインテリアも自由設計】
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寺嶋さんは楽譜をはじめ、さまざまな大きさの小物も飾られる書棚をお持ちでした。
それを「造りつけ家具のように壁一面に配置したい」とのことでしたので、
現場にて加工し、寸法を調整することで綺麗に収めることができました。

楽譜や小物がランダム配置されることにより、部屋のアクセントとなっています。

 
 
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落ち着いた黄緑色のクロスを壁の一面だけ貼り分けて、
単調になりがちなマンションのインテリアに変化を付けています。
 
先日、お部屋へお伺いした際には、
「防音室なのに自由に希望通りに造ってくださって満足しています。」
「おかげさまで気持ちよくピアノを弾けて、様々な楽器演奏者の方にもお越しいただき、
コンサートのリハーサルにも使っています。」
と笑顔で話してくださりました。

当社の防音室を気に入って下った寺嶋さん。
お知り合いにもご紹介していただき本当にありがとうございます。
 

 
寺嶋千紘さんのブログについてはこちら。
投稿 宮田|アコースティックエンジニアリング 関西営業所 06-7492-9233

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