マンションでのドラム・ルーム、バンド・リハーサルは可能なの?
鉄筋コンクリート(RC)造のマンションといえども、ドラム・ルームを成立させることは基本的には難しいと言えます。
RC造のマンションに完全浮構造による防音工事を行った場合、上下階隣戸に対して、D-65等級の防音性能を保証しております。
これは音の大きさが90~100dBのピアノ向け標準遮音仕様です。
しかしバンド・リハーサルともなると、110~120dBという大きさになり、隣戸(りんこ)ではしっかりとリズムがわかるよな状況が予想されます。
それに対して、木造戸建住宅のドラム室標準遮音仕様では、外部空間に対してD'-65等級の防音性能を保証しております。
これはドラムを叩いた場合でも、低音のリズムがわかる程度で、隣の住宅内部では気にならない程度になると考えられます。
なお、同等の防音性能でありながら、聴感に差が出てくるのは、外部と内部では暗騒音(その場所に定常的に存在する騒音)の差があるためです。
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