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2013年10月29日 (火)

第3回Acoustic Audio Forum ご来場ありがとうございました。

第3回Acoustic Audio Forum ご来場ありがとうございました。

4、5日前からの台風27号の接近予報は幸いにも直撃は避けられましたが、雨模様にもかかわらず多数ご来場いただきありがとうございました。
 
帰宅電車の不通のご心配からわざわざキャンセルのご連絡をいただいた方も数名おられましたが次回をご期待ください。
エラックの新発売スピーカーBS312は前日に輸入元のユキムさんから試聴機が到着、スタンドの組立に多少手こずりながらも、当社常設SPの B&W 805Dの脇に併設置(セッティング位置調整なし)、 慣らし運転を開始しました。
エージングはほどほどに進んでいるのかいきなり快調ななりかたに関係社員一同・・・・・・・納得。実体感がありながらもさわやかにどこまでも伸びきる高音とやや低重心と感じられる心地よくたっぷりした低音のバランスはとても音楽的ななりかたで、805の面目も如何?・・・・と思わせるに十分。
当日は10人前後の入室での試聴でしたので、吸音力が増大した結果、やや鳴りかたはタイトになった感じでしたが、皆さまいかがでしたでしょうか?

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『小さな巨人』と形容しても良いくらいの、音場感表現豊かな鳴りかたは、小型SPの優位性を十分に発揮しながら、以外にも大型SP並みのパワー感(疑似パワー感とは言え・・・・)に迫る姿は魅力十分だったと思います。
BS312の素晴らしさは、多くの評判通りだとして、部屋との相性も十分良かったのではないかと思いますがいかがでしたでしょうか?
相性の良さを音響技術的にあえて言えば、部屋の内装構造が低音域まで癖なくしっかり反射する構造である・・・・・ということにつきます。
放射面(駆動面積)が小さいことは低音のパワー感に原理的に不利であるのも関わらず、ストロークを稼いだ良質の低音を十分に響かせることができるということなのです。
日本家屋(・・・・どちらかというと旧式在来木造住宅)の場合は、壁面材・天井面材が薄く
い場合が多く、これらはいわゆる吸音材ではないのですが、軽度の低音の吸音構造になってまして、それが表面積の大きな部分を占めることから、意外と大きな吸音になっていて、
豊かに鳴らない場合もあるのです。古い世代のオーディオ愛好家に大型SP(アルテックなどの本来映画館業務用)を好まれる方がいらっしゃるのは、旧家屋に低音吸音の傾向が顕著であることと関係があるかも知れません。『やっぱり大型ウーファーでなければ本物の低音再生は無理である・・・・・・』の根拠はこの辺にあるのでしょう。
実は現在、当社のあるオーディオルーム設計進行中案件で、エラック400シリーズダブルウーファーのSPが、貧相にしか鳴らない?・・・・・・なんとかしたい・・・・・・というものであった。
原因は低音域?の吸音過多?・・・・・・と断定。
現場調査では特別に低音の吸音材は一切ないし、よくある高音を吸うカーペットや大きなカーテンがあるわけでもない、しいて言えばロッカー型の戸棚が低音の吸音をしてるかな?といった程度の部屋の感じであった。厚い絨毯を敷き詰めた会社の重役室?のような妬けに静かな響きではないし、会話などは普通に楽にできる。ステレオ再生音も部屋の高音の響きは適当感じられて、いわゆる明らかに吸音されているという感じは全くない・・・・・・。
しかしあえて・・・・原因は低音域?の吸音過多・・・・・・部屋の大きな表面積を占める、壁と天井の断面構造が低域と超低域(50Hz以下)の吸音する構造なのである。・・・・・・・これは見た目では分からないが建築的・音響的視点で見れば低音の吸音構造なのです。
これは現在の日本の内装建築では普通に良くある断面構造ですので、評判のよいSPなのに、なぜか音がさびしい、豊かさがいまひとつである・・・・・要するにSPが鳴らない・・・・・・という場合は、一度このケースを疑った方が良いかもしれません。
高音を吸音しすぎて音がキツイ、固い、広がらない(音場感が狭い)・・・・・・ということは比較的よくある話しであるが、実は意図しなくても結果的に低音が吸音状態にあるという場合があるということを知っておくのもよいでしょう。
この例の改造結果は年明けには何らかの形でご報告できると思います。
閑話休題・・・・・・、オーディオルームの設計・施工のノウハウのひとつは高密度・高剛性の
部屋を作るということである(・・・・・・もちろん話の続きはあって、これでお終いではもちろんない・・・・・)。当視聴室の作りの構造はその対極にあるといってもよい。おいおいその断面構造のお話はしていくことになります。
スピーカーの鳴りがいまいちなのは・・・・・スピーカーの非力のせいにしてませんか?(やはり大型SPにしなければ・・・・・・)
スピーカーの鳴りがいまいちなのは・・・・・・アンプの非力(アンプのパワー不足)のせいにしてませんか?
デッドな部屋、ライブな部屋・・・・・・デッドな部屋にもいろいろ違いがある。

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2013年10月23日 (水)

Acoustic Audio Forum 第3回のお知らせ その2

今回から開催日時を金曜日の夜に変更、都内に通勤するオーディオファイル諸氏のご都合が好かろうとの発言があったのだ。金曜日の夜ぐらいは遅くなっても・・・・・許してくれる・・・・・・飲み屋に寄りたいところだが、たまには当フォ―ラムに気軽にお立ち寄っていただくのも良いのではないでしょうか。

18時ぐらいから開場、ベルリンフィルデジタルコンサートを軽く放映したり、普段話すこともないゲストの先生方とも気軽に雑談することもできます。

今回は台風の影響をまともに受けそうでしたが、予報によると余裕を持って避けられそう・・・・ほっとしてますが、万が一延期の場合は当日午前中には情報を発信しますのでよろしくお願いいたします。25日予定通り開催決定です 10月24日現在追記

さまざまなオーディオイベントの開催シーズンの真っ只中です。久々の盛り上がりの喧躁会場めぐりに

いささかお疲れのかたもいらっしゃるとは思いますが、当フォーラムは小ぶりで静寂空間でのイベントですので、じっくりとゆっくりとオーディオのエッセンスをお楽しみいただけると思っております。

Audio

当オーディオルームでの試聴は全員がベストポジションでの試聴というわけにはいかないのは当然ですが、オフセット位置でも十分に試聴に堪えれるのが特徴です。要するに厳格な聞き方に準ずるれべるのリスニングエリアが広いのです。

そして弱音域まで音が痩せることなく楽に聞けるというのも、着目していただけると思います。

(・・・・・・防音工事による部屋の静かさ・・・・という理由だけではありません・・・・・)

麻倉氏の名解説により、『オーディオ的音の聴きどころ・『音楽的・音の聴きどころをじっくり堪能できるとおもいます。

 『小さな巨人』ともいえるエラックの新製品B312の表現力を、如何に音楽空間としての再現力

に変換・成立させることができるのか・・・・・・・部屋のありかたのひとつの解答を提供できると思ってます。

オーディオルームの響きの特徴を述べるのは難しいので、オーディオ評論家村井 裕弥(むらい ひろや)氏の当社設計施工の某氏宅リスニングルーム宅訪問記の一部を抜粋させていただき・・・・・ます。

失礼な物言いになるかもしれぬが、◎◎氏のオーディオルームはけして広いとは言えない。首都圏でオーディオに取り組む人たちの平均値(そんなものがあればの話だが)おおよそ半分? 使用機器もそれぞれ個性的ではあるが、ここにリストを載せて、皆が畏れ入りひれ伏すといったタイプの超高額ラインナップではない。それがどうだろう。実際音を出し始めると、それぞれの機器を開発した技術者でさえ聴いたことのないようなクォリティで、音楽を奏で出すのだ。それもジャンルや録音年第など関係なしに。

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☆ 音の活きがよい。特に適度なつやが印象的。何をかけても、のれる。演奏者の意図がこの上なくダイレクトに伝わってくる。しかも、何時間ぶっ通しで聴いても疲れない。

☆ スピーカーの振動板が軽くなったかのよう。ふだん聴いている音よりはるかに反応の速い音が、ストレスフリーに放射される。聴き手に迫る。

☆ Aというブランドはよく鳴るが、Bというブランドはうまく鳴らない。←こういう現象が、まったくと言ってよいほど起きない。AはとことんAらしく、BはとことんBらしく痛快に鳴り切る。ふだん「このブランドの音は、どうも好きになれない」と思うような製品でさえ、俄然輝き出すのだ!

☆ 比較的アバウトなセッティングでも、機器がその真価を発揮する。

☆ 中級機あるいはそれ以下の価格帯に属する機器でも、十分満足してしまう。問題のある部屋で鳴らされているハイエンド機が、かわいそうに見えてしまうほど。

 

 ああ、かなわんなあ。

オーディオはやはり部屋だなあ。

 

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2013年10月 7日 (月)

第2回Acoustic Audio Forum ご来場ありがとうございました。

第2回Acoustic Audio Forum ご来場ありがとうございました。
  
Audio
 
『音楽の本質を伝え、受け止めるうえで、自然な余韻は演奏家と聴き手のどちらにとっても大切な役割を演じます。現場の空気を意識して響きの 美しさを追求した演奏と録音がクラシックを中心に確実に増えるなか、演奏家がこだわるそのリアルな空気感を引き出すことはリスナーにとっ て取り組みがいのあるテーマです。私が企画するイベントでは、そのための機器の選択やノウハウを中心テーマに据えながら、毎回そのときの 旬の音源を紹介していく予定です。今回の試聴会ではリンレコーズからリリースされた《CANTUS》を取り上げ、注目のパーカショニスト加藤訓子 がこだわる響きの本質に迫ります。 」
 
とのことパーカンションの「音の鋭い立ち上がり」や「大きなダイナミクス」を是非、優れた再生環境でご堪能ください。』
 
以上は山之内氏の紹介文です。
テーマは
 
「最新パーカッションSACD・ハイレゾ音源による演奏現場の 空気感の再現と響きの本質について」
 
でした。
 
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演奏者が記録したかった『響きの本質と場のリアルな空気感』、『パーカッション楽器のもつ音の立ち上がりとダイナミックレンジ、広大な周波数成分を含み繊細な微小音』・・・・・…これらのテーマはオーディオにとって最も難しく、であればこそ最も取り組みがいのある再生ソースのひとつです。
 
再生機器の実力とともに部屋・再生空間のあり方も大いに問われるそうです。
 
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等試聴室の特徴として比較的ライブな空間になってます。
 
平均吸音率は0.15前後・・・・・残響時間は0.7秒前後です。
当日は9人~10人でしたから人によって吸音力は0.45×10人=4.5㎡UP・・・・・
・・・・・(・・・・計算省略します)・・・・することによって平均吸音率は0.2、したがって残響時間は0.48秒ぐらいになっているはずです。
 
一般的に住宅空間の平均吸音率は
・・・・・・・0.2(家具什器がなくてカーテンがある程度)でやや響きがある
・・・・・・・0.3(家具什器、たっぷりのカーテンなどで響きが少なめ・・・・・です。
 
響きが多いと・・・・・・・・音が混濁する・・・・・音がハッキリしない(分離しない)・・・・・・低音の響きが長くブーミーになる・・・・・・・・・・と言われれいるようですが、実際そうなのでしょうか?
 
当社視聴室は平均吸音率が0.15前後であるにもかかわらず、上記のような弊害現象は起きてません。
 
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音が濁ることもなく綺麗である、一つ一つの音が良く聞こえる(アンサンブルでお互いの音が良くわかる)、低音がハッキリして音がすぐ止まる・・・・・・など否定的な印象どころか、音楽しやすい、気持ちよく弾ける・・・・・・・・以上は多くのピアノや弦楽器・管楽器奏者の評価ですが、意外と思われるかもしれませんがより大音量を発生させるプロのドラマーやエレキギター奏者の評価も高いのです。
 
それからわかることは、残響時間(相関関係にある平均吸音率)の長い、短いという指標の重要性は、一般に考えるほど決定的要素ではないということです。
 
そんなわけで遠回りのお話しになりましたが、長めの響きの再生空間での印象はどうだったのでしょうか?
 

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2013年10月 5日 (土)

Acoustic Audio Forum 第三回 日時変更のお知らせと詳細内容

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第3回Acoustic Audio Forumの日時が変更になりました。
(変更前)10月27日(日) → (変更後)10月25日(金)19:00
・・・と2日前の夜に変更になりました。
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第3回Acoustic Audio Forum
 
日時 10月25日(金)19:00 
開場 18:00(雑談、任意の試聴など)
コメンテーター  麻倉 怜士 氏
テーマ       小型スピーカー:エラックBS312と部屋再生環境(大きさ)について

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エラックBS312は、最近、私をもっとも感動させたスピーカーだ。従来のBS310はこんなに小さくて、こんなに雄大な低音がなぜ再生できるのかとの謎が話題で、エラックサウンドの特質を見事に体現していた。今回の10数年振りのモデルチェンジは、さらに素晴らしい仕上がりを聴かせてくれた。潤いが豊かで、響きが美しい。質感がより細やかにった。大傑作、エラックBS312で、私の好きな音楽をみなさんと一緒に聴く会。
・・・・麻倉 怜士
 
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弊社オーディオルームは15畳で天井高さは3.4mもある。このような広さの空間をお持ちの方にとって、エラックBS312のような小型スピーカーを選ぶことは適切な選択肢なのか?BS310から始まる300シリーズの名声は聞き及んでいるが、中高音はともかくとして低音を十分に鳴らしきれるのか?アサクラ流問題提起・・・・・・面白そうです~ね。
    
当社視聴室とエラックBS312の相性は抜群と予想してます。広大で豊かなステレオ空間の出現にご期待あれ。そしてその部屋の秘密の一端を公開いたします。
・・・・・・㈱アコースティックデザインシステム 鈴木

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