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2013年8月31日 (土)

8月23日アコースティックフォーラム番外編・長岡鉄雄の『A級外盤セレクション』試聴会その1

今回のフォーラム、
当日は3時間という大変充実したフォーラムになりました。
本誌収録の音源を中心に、炭山氏所有の音源も視聴。
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スピード感やダンピングの効いたバックロードホーンスピーカーから奏でられる、そのサウンドは防音工事された部屋の環境と合わさり、音の立ち上がりから減衰まで、非常に解像度が高く明瞭。
アフリカ系音楽などのパーカーション中心の曲では、低音のスピード感や高音域の抜けの良さを体感できました。
また車の音や女性の笑い声、噴水の音などSE系の音では、恐ろしいくらい生しくリアルに再現されます。
百聞は一見にしかずということで、まずは当日の様子をビデオでお届けいたします。

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2013年8月29日 (木)

Acoustic Audio Forum 第二回 詳細

 弊社、防音工事による部屋の響きとハイエンドオーディオによる極上の視聴空間を体験していただけるアコースティクオーディオフォーラム

7月に始まり、第一回、パート1、パート2、そして番外編と3回ほど開催しましたが、その第二回目の詳細が決まりました。

今回のテーマは

「最新パーカッションSACD・ハイレゾ音源による演奏現場の 空気感の再現と響きの本質について」

です!

コメンテーターとして山之内正氏 をお迎えいたします。

気になるその内容は山之内氏の言葉を引用すると

 「音楽の本質を伝え、受け止めるうえで、自然な余韻は演奏家と聴き手のどちらにとっても大切な役割を演じます。現場の空気を意識して響きの 美しさを追求した演奏と録音がクラシックを中心に確実に増えるなか、演奏家がこだわるそのリアルな空気感を引き出すことはリスナーにとっ て取り組みがいのあるテーマです。私が企画するイベントでは、そのための機器の選択やノウハウを中心テーマに据えながら、毎回そのときの 旬の音源を紹介していく予定です。今回の試聴会ではリンレコーズからリリースされた《CANTUS》を取り上げ、注目のパーカショニスト加藤訓子 がこだわる響きの本質に迫ります。

とのことパーカンションの「音の鋭い立ち上がり」や「大きなダイナミクス」を是非、優れた再生環境でご堪能ください。

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■acoustic audio forum[第二回]

 

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2013年8月22日 (木)

第1回パート2 Acoustic Audio Forum レポート

明日はバックロードホーンスピーカーを弊社、防音工事が体験できる視聴室に持ち込んでのイベントがありますが、明日の主役、炭山アキラ氏より先日開催されました。オーディオフォーラムの詳細レポートをいただきましたので、ご報告。

なお、バックロードホーンスピーカーについては
下記に詳しい解説があります。
http://www.e-bhsp.com/backroad.html
Photo
















制作中のスピーカー
この高効率で大型のスピーカーでセレクトされた外盤音源を聴くのは非常に楽しみです。より、音源の細かい部分も弊社の視聴室の環境では浮き彫りになるでしょう。
参加ご予約は 03-3239-2021まで
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去る8月4日(日)、東京は日野市のスフォルツァート本社スタジオにて、「アコースティック・オーディオ・フォーラム」結成のプレ・イベントが行われました。主催は高音質の防音工事、オーディオルーム製作で名を知られたアコースティックデザインシステムの鈴木泰之代表、講師はオーディ・AV・ニューメディア評論家の麻倉怜士氏です。
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「アコースティック」と銘打たれている通り、この活動は「"部屋の響き"から始まる高音質追求の世界」をメインテーマとしています。私たちオーディオマニアは何かというとオーディオ機器の良し悪しのみで音質を語ってしまいがちですが、それらを鳴らす"土台"たる部屋が頑丈な床と適切な響き、そして近隣へ騒音被害を及ぼすことのない防音性能を獲得していなければ、せっかくの贅を凝らした機器も宝の持ち腐れというものです。
私たちの許へオーディオが普及してもうずいぶんになりますが、一向に改善されることのないそういう状況に危惧を覚えた鈴木代表の義憤に麻倉氏とオーディオ・AV評論家の山之内正氏が共鳴して立ち上げられたのがこのフォーラムです。これからは鈴木代表とアコースティックデザインシステムが手がけられた防音室やオーディオルーム、音楽スタジオなどから場所の提供を受けられるところを使って一般から聴衆を募り、「オーディオにおける部屋の大切さ」を実感してもらうイベントを続けていかれるとか。
このプレ・イベントを開催したスフォルツァートの試聴室は、もちろんアコースティックデザインシステムが手がけた防音室です。当初「-60dB以上の防音性能が欲しい」という依頼があって、「そんなオーバークオリティな依頼を一体どういう人がしてくるのだろう?」と疑問に思っていたら、世界最高峰のデジタルプレーヤーを生み出すメーカーだったので鈴木代表も驚かれたのだそうです。
何でも、-60dBという防音特性は「真夜中にドラムを叩いても近所に聴こえない」レベルなのだとか。スフォルツァートの小俣恭一代表は決して耳を聾するような大音量を日常とするタイプではないそうですが、こういう完全防音の裏打ちがあって初めて深夜まで周囲に気を遣うことなく開発作業が続けられるのだとか。同社のネットワーク・トランスポートDST-01はもう既に相当数の熱心なオーディオファイルのお手元で働いているはずですが、あの素晴らしい音楽再現性はアコースティックデザインシステムの"器"によって生み出されているのですね。
当日こちらへ集まられたお客様は、同フォーラムの世話人に代表の伏黒務さんが名を連ねる町田市の販売店「カンタービレ」のお得意様と、当ブログの読者で参加申し込みがあった人たちでした。イベントは1回当たり6〜8人の2回構成です。
試聴機材はスフォルツァートの最新作たるDAC内蔵ネットワーク・プレーヤーDSP-03を中心に、試聴室常備のアンプ内蔵モニタースピーカー、独ムジークエレクトロニク・ガイザインのRL-901KをファンダメンタルのプリアンプLA10でつないでありました。日ごろはマークレヴィンソンのプリが常駐している同試聴室ですが、「僕がわがままを言って持ってきたんですよ」と伏黒さん。小俣さんも「これ、もう返したくありません」とかなり気に入られた様子でした。
麻倉氏の開会宣言に続き、第1回のイベントが始まりました。試聴ソフトはもちろんハイレゾです。まず、ヒラリー・ハーンのバイオリンを聴いたのですが、一聴してかなり小さな音です。しかし、この音量では通常考えられないくらい、バイオリンの音色の細やかさ、ハーンが曲へこめた思いが噴出するように耳へ浸透してきます。
部屋のS/Nが良いということ、ノイズフロアが低いということは、こういう効果をリスナーへ与えてくれるんだなと、実地に納得できる貴重な機会だったのではないかと思います。
ノルウェーに2Lというレコード会社があって、そこは極めて初期の頃からハイレゾを含むオーディオ的音源へ情熱を燃やしています。ブルーレイとSACDハイブリッドの2枚組という構成の盤が何枚もベストセラーに挙がったことがありますが、これは44.1kHzのPCM(CD)と96/24や192/24といったハイレゾPCM(ブルーレイ)、2.8MHzDSD(SACD)の3種類で同一の音源を聴き比べることができるという、オーディオマニアにとってはゾクゾクするような魅力を発する盤です。
また2Lは昨今e-onkyoを通じた配信も開始、そこではハイレゾPCMに加えて2.8/5.6MHzのDSD音源をダウンロードすることもできるようになりました。折しもスフォルツァートDSP-03はおそらく世界で初めてNASからのDSD再生に対応したネットワーク・プレーヤーといってよいものです。そこで麻倉氏はPCMハイレゾ/DSD2.8/同5.6の同一音源による聴き比べを行うべく、音源を用意されていました。同レーベルのモーツァルト/バイオリン協奏曲第4番とブリテン/シンプル・シンフォニーの2曲です。
PCM192、DSD2.8、同5.6の順に聴いていきましたが、個人的に際立って大きな差を感じさせたのはPCMとDSDの間でした。わが家でもハイレゾの再生環境はどうにか整えていますが専らPCM音源で、DSDは音源がそろわないものだから自宅へは未導入でした。しかし、これだけの差を実感してしまうともういけません。しかも、DSDといっても2.8と5.6の間にはさらに相当の品位差があることがはっきりと分かります。
これは前述のアコースティックなノイズフロアの低さによる音質差の分かりやすさに加え、DSP-03が恐るべき分解能、表現力を発揮してくれていることがまた大きな要素なのであろうことは容易に推測できました。実際にこの部屋で開発されたプレーヤーなのだから、それはある意味で当然の好相性ということにもなるでしょうね。
ここでスペシャル・ゲストが登場します。DSP-03が初のNAS経由DSD再生可能なプレーヤーとなったのには、DSD音源を送り出すことのできるNASを共同開発したから、という側面もありました。その共同開発先がPC周辺機器大手のバッファローです。
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当日はバッファローのエンジニア氏が開発中のNASを持ち込んでくれました。試作品ゆえ電源部が別体型になっていることを除けば、見た目は現行のオーディオプレミアムNAS・LS421と変わるところはありません。しかし、出てきた音には目を丸くしました。もうまるで品位が別物なのです。NASより下流の機器はすべて同じで、なぜこれほどまで音が違うのか、不思議というほかありません。
エンジニア氏によると、この試作品は「いまだ発売の目途が立っていない」そうなので、あまり内容についてネタばらしすることは控えますが、きちんと理論立った開発であること、同社の技術なしには実現できなかった独自プログラム、アルゴリズムが投入されていることは書き添えておいても問題ないでしょう。このまま発売されるかどうかは分かりませんが、世に出たらまさしくネットワーク・プレーヤー業界を震撼させる新製品となるのは明らかです。
なぜバッファローがここまでオーディオの世界へ即応できるのか。特に若い人にとっては不可解なことかもしれません。しかし、それは当たり前なのです。バッファローは旧社名をメルコといい、メルコといえば砲金製のプラッターを持つ巨大アナログプレーヤーを開発・発売していたハイエンド・オーディオメーカーだったのですから。CD時代を迎えてアナログプレーヤーの販売が縮小していった頃、次の活路としてPC周辺機器の開発・生産に乗り出し、それが大当たりしたのが同社なのです。
ほとんど「業態変更」といっていいくらいの変化を経た同社ですが、それでも社内には効率化とコストダウンが得意な人たちと、凝り性でとことんまで突き詰めないと気が済まない人たちという、画然としたエンジニアの流派が存在するのだとか。メルコ魂健在! というべきなんでしょうね。
来るべきハイレゾ全盛期へ向けて、PC周辺とピュアオーディオの架け橋となるのは同社を置いて他に存在しないといってよいでしょう。同社の動向には目を離すことができません。
一通りプログラムが終わったところで質疑応答と来場者リクエストによる音楽鑑賞が行われ、和やかな雰囲気のうちに第1回は終了しました。
時間を置いて始まった第2回は、少し音量が上がっています。しかし、びっくりするくらい音楽の姿に変わりがありません。
私はたまたま前日、来場者を片端からなぎ倒すような超大音量のセミナー講師を務めてきたものですから、あまりの世界観の違いに最初は面喰いましたが、完璧なまでのS/Nを有する部屋でぎりぎりまで音量を落とし、なおかつ音楽の姿を余すことなく味わうという当日のスタイルは、音楽を長時間にわたって楽しみたいマニアにとって最も好ましい姿なのではないかと思います。何といってもなぎ倒されるような音量では長時間の音楽鑑賞に体がもちませんからね。
今回は当日の模様を当ブログで皆様へお伝えするレポーターとしてイベントに参加した私でしたが、改めて本当にいい勉強をさせてもらいました。鈴木代表と麻倉先生、小俣さん、伏黒さんに心より感謝したいと思います。
また、当日ご参加いただいたお客様もありがとうございました。お疲れ様でした。楽しいイベントでしたね。また近いうちにお会いできますよう。

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2013年8月20日 (火)

長岡鉄男の「外盤A級セレクション」イベント詳細

弊社防音工事を体験できるアコースティクフォーラム番外編

今週金曜日、19時から開催です。

当日は長岡氏設計のフォステクス20センチ単発のバックロードホーンでの音だしになります。選曲の妙味もさることながら、繊細な微小音から爆音までの広大なダイナミックレンジを再生します。当オーディオルームの防音工事の成果も合わせて体験できます。


今回の主役であり著者の炭山アキラ氏から

当日の詳細をいただきました。

楽しいイベントになりそうです。

お申し込み、お問い合わせは 03-3239-2021まで

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亡くなられてもう13年になるオーディオ評論家の長岡鉄男さんが残された単行本
「外盤A級セレクション」の第1巻が何とこの8月に復刻・再刊されました。それ
も旧版をそのまま再販したような安直なものではありません。紹介された100枚
の盤はジャケットをすべてカラーで撮り直し、主要な楽曲の音源をSACDハイブ
リッドで収録した付録つき、という何とも意欲的かつ魅力的な仕上がりです。

不肖の弟子たる小生も今回の復刻へは微力を捧げました。高崎素行さんとともに
付録SACDの曲目を選び、収録楽曲の解説も書いています。

ついては、このたびの復刻を記念して試聴会を行います。会場はもちろん九段・
アコースティックデザインシステムのショールームです。-50dB以上という高度
な防音と適度な部屋の響きを伴った美しく整ったルームアコースティックの同社
ショールームに、鈴木代表ご自身が昔作られたという長岡式のバックロードホー
ン(BH)を据え、最新のユニットをマウントしてお聴きいただこうと思っていま
す。

本当はアナログ盤を持ち込んでSACDと聴き比べもやってみたいところなのです
が、残念ながらアナログ機材が間に合いそうにありません。それで手持ちのCDな
ど、SACDに収録されていない音源も持ち込んでお聴かせしようと思います。時に
は単行本へ収録されていないけれど面白い長岡氏推薦の音源や最近の優秀録音盤
なども、箸休め的に絡めていきますのでご期待下さい。

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2013年8月10日 (土)

Acoustic Audio Forum Part.2 来場のご様子

先日のアコースティクオーディオフォーラム第二回
当日の参加者とコメンテーターとの意見交換の様子をアップいたしました。
フォーラム終了後も色々と意見交換を熱心にされたり、折角の響きの良い防音工事された部屋での試聴、いつもと違う再生環境で音楽を楽しまれていました。
当日のご来場アンケートには「個人的には音量が小さい感覚ですが、部屋のSNが良いためか、細部まで良く聞こえること、小音量でもDレンジの広さを感じられることが新鮮でした。」とのご意見も頂きました。
Dsc07263良い音源と再生機器、そして音が響く部屋、このコンビネーションをお楽しみ頂けたのではないでしょうか。

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2013年8月 8日 (木)

「長岡鉄男の外盤A級セレクション」イベント決定!

アコースティクオーディオフォーラム番外編といたしまして
先日発売されました
伝説の名著「長岡鉄男の外盤A級セレクション」のイベントを開催いたします。
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オーディオ界において、今なお語り継がれるカリスマ的オーディオ評論家・長岡鉄男。
氏の著作の中でも高い人気を誇る1989年発売のベストセラー『長岡鉄男の外盤A級セレクション(全3巻)』第1巻を復刻。
「音のいいアナログディスクが知りたい! 」という読者の願いに応え、オーディオ、輸入盤の最高権威が
自らの目と耳で厳選した優秀録音100選を掲載した輸入盤ガイドの決定版です。
旧版はすでに在庫切れになっていますが、オークションや中古ストアでは高値で取引されおり、
本書で紹介されているアルバムの中には、現在もCDやSACDとして発売されているタイトルも多くあります。
アルバムの掲載タイトルや掲載順も当時のままの完全復刻版です。
付録:SACD hybrid「新・長岡鉄男の外盤A級セレクション Sound Sampler」(13曲収録)
共同通信社
本書の著者であるオーディオ・ライター 炭山アキラ氏を迎え
弊社の防音工事の設計・施工が体験できるショールームで開催いたします。
日時は8月23日(金)19:00〜
当日は響きの良い部屋ととっておきのスピーカーで音楽を楽しめる内容になると思います。
是非、ご参加頂ければと思います。
詳細は決まり次第ブログで御紹介いたします。
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2013年8月 6日 (火)

オーディオフォーラム第1回 Part2 動画公開


オーディオフォーラム第1回 Part2

8月4日、弊社が設計、防音工事を行った(株)スフォルツァートの試聴室で開催。
オーディオ評論家の麻倉玲士氏をコメンテーターとしてお招きしDSD音源の魅力、部屋­と音源の響き等について解説していただいた。
今回は前回同様、スフォルツァート社のDSD対応ネットワークプレーヤー  sfz DSP-03をプレイヤーに使用。またBUFFALO社からも現在開発途中の DSD対応のオーディオ再生に特化したSSD掲載NASもご提供いただき、その音の違­いを参加者に体験いただいた。

参加者の方がまず、驚かれたのが会場に入って直ぐに気づかれるのが音の「響き」の良さ­。
試聴のスピーカー、ムジーク社のRL 901Kから奏でられるDSD音源にさらに良質で心奪われる「響き」を加味していまし­た。音のダイナミクスも素晴らしく、静けさの後の地の這う様な低音、ホールの床素材も解る様な低域から
抜けるような高域、シンバルや弦や管の倍音感をたっぷり含んだ高域まで余すところなく再現していました。

また、スピーカーのスイートスポット以外の場所でも低音が大きく聞こえる等の音の偏り­も無く、聴こえる事にも驚かれていました。
(ちなみに 901Kはスイートスポットの範囲は狭い業務用のモニタースピーカーです。)

これらの部屋の秘密についても当日のフォーラムでは解りやすく、丁寧に麻倉氏ならびに­弊社より解説。
適切な部屋の寸法比、壁、床、天井の構造などがポイントであり、試聴室に関する過去の­雑誌記事もご参考いただいた。
仕様としては、天井高は4mあり、壁は漆喰塗りで仕上げ、床は浮き床構造のコンクリートの上に試聴席側は無垢のフローリング、オーディオ機器側は御影石で仕上げ、それぞれはは縁で切ってあるという、かなり拘りのある凝った仕上がりである。

セミナー内容としては、前回同様、既存のPCM音源とDSD音源の音のスケール感やディテールの細かさ等の違­いを実際に試聴し、麻倉氏の解説を交えながら体験していただいた。前回とはまた違った­切り口の解説で前回のご参加者にも楽しめたのではないでしょうか。
また、今回は参加者からの質問や意見交換の時間も設け、より有意義な情報を交わす事が出来たと思います。

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2013年8月 5日 (月)

第1回パート2 Acoustic Audio Forum ご来場ありがとうございました。

本日はお暑い中、ご来場いただきありがとうございました。

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 今回は先週に続きスフォルツァ-トさんの新製品試聴を中心に2回目となります。が、オーディオ評論家・麻倉怜士をプレゼン幹事役とするこのフォーラムの実質的に立ち上げスタートとなる会になります。
『オーディオと部屋』が基本サブテーマとなるこの会の会場はスフォルツァ-トさんの試聴室をお借りすることになりました。


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新進メーカーであるデビュー製品の最終調整は出来上がったばかりのこの部屋で行われた様で、本日の2弾目の新製品DSP-03 はまさに試作から最終調整までこの部屋で行われたということで、まさにスフォルツァ-ト・小俣さんの意図通りの音が聞けるという願ってもない会と言えます。
この部屋は、木造ツーバイ工法の新築によるもので小俣氏の所有の賃貸共同住宅の一角につくられました。
この部分に関しては建物の設計が『試聴室ありき』か
ら設計が始まってますので、4mもの天井高をご覧になってわかるように、通常の木造の住宅標準設計を大きく超えるものですが、新築だからこそできることなのです。
 当社は幸運にもご縁があってって、計画当初から参画、音響設計・施工のノウハウがふんだんに入ったこのようは部屋を作らせていただいたという経緯があります。
当社は新進メーカーのスフォルツァ-トさん同様、皆さま方のようなオーディオファイルには聞き慣れな会社と思われますが、音響建築の会社でして35年の実績があります。おもに個人の演奏家のお部屋からプロ用のレコーディング、モニタリングのスタジオなど首都圏を中心に全国で2千数百例ぐらいの防音工事実績がございますが、残念ながらオーディオルームは力を入れてこなかったという経緯のせいか、全体の数パーセントしかございません。
いつの日か皆さまのお役に立てることがあるかもしれませんが、今後ともよろしくお願いします。
 長年の経験で改めてわかったことは、小さな空間になるほど、音響設計のシンプルな基本に忠実でなければならないことだということです。
それは
①・・・部屋は本質的に共鳴器であるから、共鳴が分散する様な部屋の形・プロポーションでなければならないこと。
②・・・部屋を構成する床・壁・天井の各部位が高剛性であること。
という2点です。

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 これはメカと電気に強いオーディオファイルである皆様方の基本認識にに近いのではないかと思います。高級オーディオ機器の筐体や部品は振動しにくいもの、振動を起こしにくい支店を作るなどといった振動対策は不可欠のようです。電気音響(オーディオ)の世界と建築音響の世界はつまるところ極めて近い関係であるともいえるのです。
それから比べれば吸音の話などやしや・・・電源供給関係の話は後に続くお話しとなります。


前置きはさておき、当社の防音工事による遮音性能をはじめとして、当社のさまざまなノウハウが典型的に具現されてるスフォルツァ-ト試聴室の音をお聞きいただけました。
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小さな音の粒立ち・ニュアンス・・・・・・・飽和感(歪感)の無く、大きく伸びる音量・・・・・・。
楽曲の持つダイナミクスやディテールの細かさを楽しんで頂けたのではないかと思います。

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2013年8月 3日 (土)

第1回 Acoustic Audio Forum 動画公開!

先日の第1回 Acoustic Audio Forumの様子が分かる動画を公開いたしました!

残念ながら、当日の視聴曲は権利関係もあるのでカットしていますが、フォーラムの雰囲気はお伝えできるのではないでしょうか。
弊社の防音工事の特徴でもある、響きの多さも感じ取れるかもしれませんね。
為になる話題が満載のこのフォーラム、次回は明日の8月3日、日曜日です!
詳しくはこちら
ぜひご参加下さい。


部屋と再生される音の関係にもふれていただきました。

DSDと既存のCDとの音の違いについて

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2013年8月 2日 (金)

第1回パート2 Acoustic Audio Forum ②

 
今回のテーマは『最新のDSD対応ネットワークプレーヤーとその再生環境について』である。
   
sforzartさんの試聴室をお借りするにあたりその概要を紹介しよう。
sforzart試聴室は2年前,当社の防音工事の設計施工でつくらせていただいた。同社のデビュー作品で当初から評価の高いネットワーク・トランスポートDST-01は当時開発途中にあり、光栄にも最終音決め試聴に使われた。
 
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AudioAccessory | 147  連載企画・第3回 「よい音の空間造り」

  
設計にあたり小俣sfz社長とで練り上げた設計コンセプトは以下のとおりである。
 
オーディオ機器の開発試聴室の基本条件を満足することと,普通の居住空間に近い響き
 
1:音が入って来ない,音が漏れないこと・・・・・・・・内部⇒外部の音圧レベル差Dー65~70、完全浮き防音構造にする。業務用防音工事と同レベル。
 
2:室内騒音を極力小さくする
デジタル時代に入ってからはオーディオ機器のSN比は格段に向上、100db以上が珍しくなくなっている。
ダクト式エアコンを採用し、この試聴室のNC値は25で放送局のスタジオ並みのスペック になっている。
 
3:部屋特有の響きによる特定の音域のクセが無く、全音域にわたってナチュラルでバランスの良い減衰特性を持っていて、
モニタースピーカーの伝送特性はできるだけフラットでバランスの良いものにする。。
 
4:部屋の位置による試聴レベルの変化が少なくスウィートスポットの範囲が広く、生活感覚に近い空間。
 
 
言葉の表現では理屈っぽくなってしまうが、単純に簡単にいえば検聴がし易いうえにリラックスして音楽を聴ける音の良い普通の空間ということである。
 
先ずはご来場して、体験するのが一番である。一聴は百聞にしかずである。

sfz(sforzart)試聴室と当社ADS(アコースティックデザインシステム)試聴室の音響特性はきわめて近いといえるが、あえて違いと言えばMEGとB&Wのスピーカーの放射特性の違いだろう。
sfzのそれは実体感のある音像表現、ADSのそれは空間音場感表現。
 
いずれにせよ、スピーカーの存在が消え、音楽そのものが出現する空間・・・・・それが実現していたら、スピーカーが消え、部屋そのものが意識になくなり・・・・・音楽そのものが出現・・・・・それが理想なのだが、いかがでしょうか。
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2013年8月 1日 (木)

アコースティックオーディオフォーラム 村井氏からのコメント

7月28日に弊社の防音工事を体験できるショールームで開催されたアコースティックオーディオフォーラム  第一回。当日、コメンテーターとしてお招きした村井裕弥様からレポートをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
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 アコースティックエンジニアリングのサイトを見ると、すでにレポートが2本もアップされている。講師自身によるレポートはもう不要なのではと思ったが、二番煎じは承知の上で、あの日何を伝えたかったかを書きとめておく。
 
 Acoustic Audio Forumの講師を依頼されたとき、筆者が希望したのは「スフォルツァートDSP-03のお披露目会ならやりたい」このひとことだけだった。別に、このメーカーと深いつながりがあるわけではない。代表・小俣恭一氏とは、どこかのイベントで名刺交換をしただけの関係。しかし、スフォルツァートのネットワークプレーヤーが優秀であることは十分理解していたし、世界初のDSDファイル対応のネットワークプレーヤーがどのような出来であるかはいち早く知りたかった。そして何より、「DSDファイルのネイティヴ再生こそがオーディオ界のあすを救える」と常日頃感じているからこそ、このForumをきっかけのひとつにして、少しでもDSDファイルの素晴らしさを広めたいと考えたのだ。
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 話は90年ほど前にさかのぼる。当時先進国はラジオ・ブームで、受信機は大人気。そのあおりを受けたのは蓄音機。要するに「ただで聞ける方がいいに決まっているじゃないか」という話だ。
 そこでレコード業界の人たちは知恵を絞った。「ただで聞けるラジオに対抗するためには、音質で圧倒するしかない」
 SP盤は機械吹き込み(電気を使わない録音方式)から、電気吹き込みへと大転換を図り、音質改善に成功。まあこのあたりをくわしく語り出すと、いろいろ問題点もあるのだが、とりあえずそうだったということにしておく。
 かくして、レコード業界は、ラジオに圧倒的な差を付け、隆盛期を迎える。現在このラジオにあたる存在がインターネットであることは言うまでもない。インターネットさえあれば、とりあえずかなりの音楽をただで聴くことができるのだ。
もちろん筆者もインターネットは利用する。動画サイトをよく見るし、無料試聴も活用する。しかし、それだけでは生きていけない。それは、ファストフードとレトルト食品だけで生きていくのはつらいというのにどこか似ている。
 だから、90年前のように、「圧倒的な音質でインターネットに差を付けるのが一番なのでは」と考えている。とにかく、多くの人々に「DSDならではのもっとおいしい音」を体験していただくのだ。そうすれば、DSDファイルを愛好する人たちが増え、大きな流れができるはず。またそうすることで、オーディオ界のあすも開ける。優秀なDSDファイルも配信され続ける。そうなってほしいと、心から願っている。
 筆者宅では、11年の暮れからDSDファイルのネイティヴ再生が可能になった。もちろんそれは、いわゆるPCオーディオによる再生で、再生時パソコンの電源はONのまま。筆者は様々なノイズ対策を施しているので、実用上何の問題もないのだが、このノイズを毛嫌いしてPCオーディオの世界に飛び込んでこない方はかなりの数いらっしゃる。
 あと、よく出会うのが「パソコンを、リスニングルームに置くこと自体が許せない」という方。これは「デザイン的に許せない」という方と「雰囲気が研究室のようになってしまい、音楽にひたれなくなる」という方が半々くらいだろうか。
 こういったハードルを克服するには、やはりDSDファイル対応のネットワークプレーヤーが欠かせない。ネットワークプレーヤーなら、再生中パソコンの電源はOFFにできる。また、外見も間違いなくオーディオ機器だから「外見上パソコンを毛嫌いする方たち」も、抵抗なく部屋に招き入れることができるだろう。スフォルツァートDSP-03は、筆者のようにDSDファイルの普及を願うものにとっては、正に救いの神なのだ。
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 筆者は、ミュージックバードというデジタル・ラジオで「これだ!オーディオ術」というオーディオ番組を持っていて、そこで、
○ CDの音
○ まったく同じ演奏を収録したSACDの音
○ 上記SACDとまったく同じ内容のDSDファイル(ダウンロード購入したもの)
といった聴き比べを何度かおこなってきた(この違いが、ラジオを通してでもわかるというのが愉快ではないか)。本当は7月28日もそれをやるべきだったのかもしれないが、同じことをくり返すのも芸がないと感じ、当日は、
○ DSD2.8メガの音
○ DSD2.8メガを元にダウンコンバートした96kHzサンプリング24bitの音
○ DSD2.8メガを元にダウンコンバートしたCDフォーマットの音
の聴き比べをおこなった。またこれとは逆に、
○ CDフォーマットの音
○ CDフォーマットの音を元にアップコンバートした96kHzサンプリング24bitの音
○ CDフォーマットの音を元にアップコンバートしたDSD2.8メガの音
○ CDフォーマットの音を元にアップコンバートした5.6メガの音
も用意し、聴き比べた。「私たちがいかに貧しい音(元は悪くないのに、わざわざ悪くした音)を聴かされているか」また「CDフォーマットから作ったいわゆる『なんちゃってSACD』にもそれなりの値打ちはあること」は、十分理解していただいたと感じている。
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KORGフリー DSD変換ソフト 「AUDIO GATE 」
ちなみに後者について最初に提唱したのは、今井商事代表・今井哲哉氏と思われるが、彼は「CDフォーマットによって切り捨てられてしまった情報は、完全には消滅していないのではないか。それはどこか聞こえにくいところに隠れていて、DSDにアップコンバートすることによって、7割方戻ってくる」と述べている。
 筆者はこれまで、何十枚かのCDを「なんちゃってDSD」化してきたが、今井氏が述べるように「7割方戻ってくるCD」がある一方、「全然戻ってこないCD」もある。その違いがどこにあるのかはまだ不明だ。
 Forum当日は、「DSDファイルが収められているにもかかわらず、SACDがなぜCDを駆逐できなかったのか」という話もした。筆者は基本的にはSACD支持派だが、不支持派のお気持ちもよくわかる気でいる。そのあたりの微妙なズレについてもていねいに解説させていただいた。
 後半はもっぱら選曲を小俣氏にゆだね、ひたすらDSDファイルの魅力に耽溺。昨年暮れ、渋谷ヒカリエでおこなわれたRie fuミニ・ライヴの録音は筆者が用意したものだが、「DSDで録れば、これだけ伝わる」ということは、多くの方に共感していただけたと感じている。
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 もちろんこの日おこなった2回のForumだけで、世の流れが変わるわけはない。先日まったくの別件で地方取材をおこなったが、そこで会った方全員が、DSDはもちろん、いわゆるハイレゾの存在自体ご存じないのにはショックを受けた。しかし、ただ落ち込んでいても無意味だから、今後も地道に広報活動を続けていきたい。スフォルツァートのネットワークプレーヤーとDSDファイルの魅力をひとりでも多くの方に知っていただく。これは筆者にとって天命のようなものだから。

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